減算方式と加算方式の比較 顧客満足の価格戦略 商品価値を最大化し顧客満足を叶える独自の仕組みのビジネスモデル

減算方式と加算方式の比較

  減算方式と加算方式の比較

 現在一般的には業者本位である減算方式が殆どであります。
小売業・卸業等流通業界で実施されている販促策迄この減算方式の考え方が基準となっております。
只その一方で携帯電話等の使用料金では利用実績を貢献度割引額として請求料金から差引実質廉くなっているケースも見受けられます。
販売価格における減算方式と加算方式について考察してみますと概ね下表のようになります。
NO.  項目
減算方式(マイナス思考)
加算方式(プラス思考)
備考
1.
販売価格∧利用料金∨
基準 1.商品価格
 内訳 1.仕入原価
      2.+値入額(商品別マージン)*1
      3.−販促額(メーカーバックマージン)
1.仕入原価 *1 1.営業費
2.見込みロス額
3.商品別利益
4.予定値引額
5.その他
加算項目
  ()
2.顧客別手数料
 内訳 1.営業費
      2.設定ロス額
      3.格付別利益(利用実績反映)
減算項目
  ()
2.販促用値引額*2
3.貢献度割引額(利用実績の反映)
*2 店舗販促策としてメーカーからのキャンペーンバックリベート
値引交渉
  ()
4.値引額*3 *3 顧客の交渉力に依存
2.構成要素 1.商品価格:内訳未開示の為詳細不明
2.販促用値引額:過当競争でメーカーからのキャンペーンバックリベートによる
3.貢献度割引額:現在利用実績の反映店は少

商品価格の内訳不明瞭が全てを表す
1.仕入原価:仕入に関わる
2.顧客別手数料:営業費・設定ロス額・格付別利益


構成要素が全て明確で単純
3.透明性 商品価格の内訳がブラックボックスであり不明瞭 価格構成要素が明確
4.開示性 商品のマージンが内包されており手の内開示は困難 仕入原価・顧客別手数料が明示されても販売価格の表示が無いので開示は可能
5.
利益妥当性
1.顧客は価格の内訳が複雑な為、妥当性の判断は困難
2.店舗にメーカーからのバックリベートあり複雑
価格の内訳が単純な為、妥当性の判断は容易
6.
競合性回避
1.現状の価格の廉さを競うままでは過当競争を招く
2.利用実績を反映した割引を採用すれば一部回避が可能
1.販売価格の表示が無いので競争は回避可能
2.利用実績を手数料に反映する為競合せず共生可能
7.イメージ 消極的 積極的
8.顧客満足 1.目先の値引・割引で納得
2.一律価格を値引で個別販売価格
1.利用価値を公正評価で納得
2.適正価格で個別販売価格
9.説明責任 手の内を明かす詳細説明はできる事ならしたくない 理路整然と詳細説明が可能
10.志向性 業者側視点 顧客側視点
  注.この比較表は代表的な項目を比較した例であり、ある店舗が減算方式全てに該当している訳ではない。

このような減算方式は冒頭でも述べたように企業と顧客間における優先度が顧客満足を差し置いてでも、利潤を上げなければならない業者本位である為です。
だから販売価格の基準が商品価格として値入価格に全て含まれてしまっているのです。


Copyright © since 2004 E_Very Business Planning Inc. All Rights Reserved.

イーヴェリービジネス企画 合資会社 顧客満足の価格戦略TOP